脳内ホルモン・感情・行動の関係
【欲望・期待】
↓
①ドーパミン(変化を求める・向上心)
→ 目的に向かって行動を起こす
↓
②ノルアドレナリン(集中力・注意力)
→ 目標達成のために集中力を作る
↓
(分岐)
├─▶︎③-A: 目標達成
│ └─→ エンドルフィン(報酬:快楽・達成感・リラックス)
│ → 幸福感・満足感・痛みの緩和 (報酬系ループ)⤴︎
│ ↑ └─── これが再び「ドーパミン」へとつながり、また次の目標①へ
│
│
└─▶︎③-Β: 目標未達成 or 目標が曖昧
└─→ ノルアドレナリン(過剰反応)
→ 不安・恐怖・怒り・不信感 (ストレス系ループ)⤴︎
↓ └─── 不安解消のために「ドーパミン」①へとつながり
↓
長期のストレスに対応
↓
コルチゾール分泌(ストレスホルモン)
→ 血圧・血糖値上昇、心拍数増加
→ 抗炎症作用・免疫機能抑制
→ 慢性ストレス状態
↓
分泌が長期化すると:副腎疲労
・糖尿病
・高血圧
・免疫低下
・うつ、不眠症などの精神的障害
↓
行動停止・無気力 → さらに未達成(ループ)
🧠 ポジティブ vs ネガティブ 神経ループ比較
(ホルモンと感情の流れ)
項目 | 🟢ポジティブな神経ループ(報酬系) | 🔴ネガティブな神経ループ(ストレス系) |
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🔄 開始条件 | 明確な目標・達成への期待 | 目標が曖昧・未達成が続く |
🧪 主に分泌されるホルモン | ドーパミン → ノルアドレナリン → エンドルフィン | ノルアドレナリン → コルチゾール |
🧠 心理的変化 | 向上心・集中・達成感・満足感・幸福感 | 不安・恐怖・怒り・焦り・無気力 |
🩺 身体的変化 | リラックス・免疫強化・健康感 | 血圧上昇・免疫低下・慢性疲労 |
🧭 行動への影響 | 自発的に行動し継続できる | 行動が停止・回避傾向・悪循環 |
🔁 結果 | 自己肯定感の増加・やる気が持続 |
自信喪失・慢性ストレス・うつ状態
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🎓 ポイント
同じホルモンでも作用が逆転する(ノルアドレナリンなど)
成功体験を重ねると報酬系が回りやすく、
未達成感が続くと、ストレスループに入りやすくなる