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水は健康の源。人体の70%は水。水はただ存在するだけではない。水が体の全ての働きをを制御しているとみると、これまで原因不明と診られてきた様々な病を水代謝から起きる異常信号と診ることで解決できるようになる。
神経伝達は水によってなされ、食べ物を消化する際には大量の水が使われる。頭を使う時には脳に水が集まり、運動する時には筋肉や関節に水が移動してエネルギーを作り緩和剤となる。
限られた体の中で水は必要な場所に必要に応じて移動する。体の中の水が不足すると細胞が異常信号を発するようになる。体を維持している水が不足することが病への入り口である。
水は汗や尿、呼吸などによって体外に排出され、食べ物や飲料によって補給される。体内に十分な水が無い時、各細胞は自らの水分を確保するために渇きの信号を送り始める。この信号を無視したり気付かず放置したり、または本来の信号を誤診し化学薬品に頼った間違った処理をすることで本格的な病へ進行する。
あなたは一日2~3ℓの水を飲む必要がある。消化の際に水は大量に使われるため、食前30分にグラス一杯(250cc)食後2時間後にグラス二杯を飲むのが理想。慢性化した水不足はすぐには治ることはありませんが細胞に水が徐々に浸透するにつれ健康な体に戻っていきます。体内の水分量は腎臓が調整します。腎臓を健康に保つことが大切。
酒、カフェインを含むコーヒー、お茶、ジュースなどは利尿作用があるため回数に含めない。
※”錦仙茶龍”1包を2~3ℓの水で煮出して1日で飲むことをお勧めしています。
※コレステロールは細胞を守る大切な成分
一見嫌われ者のコレステロールですが、コレステロールは大切なホルモンの原料であり、細胞膜の隙間に流れ込んで水の浸透力を制御している。地球上で言えば河川の堤防の役割であり、水田のあぜ道のような役割をしていて、コレステロールは細胞自らが作り出している。コレステロールの増加は細胞から水を奪われないようにする細胞の防御反応。水が不足すると細胞から水が流れ出すのを防ぐために大量のコレステロールを作り出し、水が十分に行き渡るようになればコレステロールは次第に減る。過剰なコレステロールは水不足のサイン
※高血圧の間違った治療
水不足が進行すると血管が水を失わないよう毛細血管を閉じ血管を細くして血流を抑えるようになる。その為血圧が高くなる。病院での高血圧治療は利尿薬を使う。血液中の水分を排出し血液の量を減らすことによって血圧を下げる処置である。体が水を保とうとしているのに「利尿薬を飲んで水を出せ」と言っている。利尿薬は本質的な治療とはならず、そため死ぬまで薬に頼ることになる。
高血圧は毎日飲む水の量を増やすことで治療すべきである。
※頭痛薬は飲むな
細胞は水不足に陥ると危険信号を発する。その信号の一つがヒスタミン。神経を刺激し痛みを発したり、アレルギーの原因となることもしばしばある。抗ヒスタミン剤とは痛みを解消したりかゆみを止めたりするために使われる化学薬品だが、細胞が危険信号を発しているその信号を殺すようなものである。
頭痛、アレルギーなどはその信号の原因である水不足を解消することによって治療すべきであり痛みのサインを断ち切って忘れてしまうようなことはあってはならない。
※水だけでダイエット
脳は最もエネルギーを消費する臓器である。エネルギーの元は糖と水電力。脳はエネルギーが不足してくると空腹と渇きの信号を同時に発する。多くの場合この2つの信号を食欲と誤解して、水を飲むべき時にものを食べるようになり肥満の原因となる。
この信号を利用し、食前に水を飲むことでリバウンドの無いダイエットが可能となる。
※糖尿病
血糖を調整する役割がインシュリン。インシュリンはすい臓から分泌される。すい臓はインスリン以外にも重炭酸塩を含む大量の水溶液をつくりだし胃から来る酸を中和する。食物の消化に大量の水を提供することがすい臓の主な役目である。深刻な水不足状態になればインシュリンの製造はできても消化を優先するためにインシュリンの分泌は抑えられることになる。インシュリンの分泌を促す薬を用いればますます水不足に陥らざるを得ない。高血糖は水を飲むことで解消すべきものである。
※水が最高の天然利尿剤
水の取り過ぎは毒であるという説がある。腎臓が障害を受け十分に水をろ過できない状態であれば要注意であるがそのような場合は飲む水と尿量を観察する。尿量が増えれば飲水量も増やすことが出来る。腎臓が正常に働いている限りは水が最高の天然利尿剤となる。
※塩は体に最も必要な成分
「塩は薬の最たるもの」と言われ塩の不足は細胞が酸性化する原因にもなる。水と塩はがんの予防に大切な働きをしていると言われる。飲む水の量を増やして塩を取らずにいると塩不足の症状が現れる。痙攣、めまい、立ちくらみ、むくみなどは塩不足のサイン。
※喉の渇きのサインでは遅い
体内の水分量は年を取るごとに減少する。年を取るほどに喉の渇きを感じなくなるため水不足に陥るようになってしまう。飲む水の量が減れば細胞の働きに影響し、水不足のサインが送られる。水を求める体の叫びを「異常」と解されて、薬で処理されるようになる。これでは老化とともにますます慢性水不足に陥ることになってしまう。
※カフェインとアルコール
ストレスを感じると脳はホルモンを分泌し緊張状態をつくります。アルコールやカフェインは一部のホルモン分泌を抑える作用があるため一時的にストレスから解放されようになります。ストレスと開放という刺激を求め依存度は増すようになっていきます。水不足によるストレスにも同じようにアルコールやカフェインに依存する傾向があります。しかしアルコールやカフェインの利尿作用は水不足を進行させることになってしまいます。