皮膚から発する病気の匂い
病気臭が発する体の異常
お肌を見るだけでその人の病気を見透かす漢方診断
皮膚を見れば内臓の状態がわかる
薬から薬草へ健康生活を切り替え
目次
1.皮膚とは2.漢方から見た皮膚
3.皮膚の防衛機能
4.ステロイドの作用
5.呼吸を助け健康な皮膚ケア
皮膚(ウィキペディアより抜粋)
体重の6〜7%を占める最も大きい臓器、その成分は(水分60%、脂質14% タンパク26%)
役割:外部からの刺激を伝える(感知)、境界の形成と保護、熱交換
皮膚の構造と主な成分
- 表皮:角質がレンガのように重なり合って内側から外側に向けて形成される。角質は脂質(セラミド、コレステロール)によって形成されている。
- 真皮:ヒアルロン酸により水分は保たれ、コラーゲンが柔軟性を保つ。真皮には汗腺、免疫を作る脂肪細胞が多く存在する。
- 皮下組織:皮下脂肪と呼ばれる組織が多く含まれ、栄養の貯蔵、保温の役割を持つ。
皮膚の特徴と機能
- 表皮を覆う角質は水分や空気に触れることで自己修復される。
- 人間の皮膚呼吸の主な目的は体温調節であるが、尿から排泄しにくい重金属(微量要素を含む)など体内毒素を排泄する。
皮膚は内臓の現れ
漢方では「肌は内臓の表れ」と言われ、
漢方診断は四診(望診・聞診・問診・切診)を通して体の状態を把握する技術です。
私達素人でも比較的簡単に判断できるのは「肝機能」。
黄疸は誰が見てもはっきりしていてるが、皮膚がどす黒くなる時は注意が必要です。
漢方では肝臓は目に現れるといわれ、
肝機能が低下している時は白眼が黒ぽくなる。
薬草風呂で血液循環を促すと肌はピンク色になり目も綺麗になる。
漢方医はもっと詳しく調べるのだろうが、肝機能は素人でも十分に判断できます。
皮膚の防衛機能
皮膚は常に外部と接触し、外部からの刺激を伝えるのと同時に体を守る最前線です。
人の細胞の数は60兆個と言われますが、皮膚にはその何千倍もの細菌が共存しています。
腸の中でいえば腸内フローラですが、皮膚にも同じように皮膚フローラが存在します。
細菌バリア(常在菌)は感染症を防ぎ、皮膚表面の毒素をも分解しています。
最近何かと手の消毒を強制されますが、
殺菌しすぎることは皮膚フローラを乱す原因にもなり、新たな病気の発生の原因ともなりかねません。
汗は気温や湿度の変化など外部の変化に対応します。
体内の毒素は汗と一緒に排泄されますが、
同時に水分や微量要素も排泄されるため常に補充が必要です。
皮膚組織に存在するコレステロール、ヒアルロンサン、コラーゲンなどは本来健康な細胞によって内側から作られるべき成分です。
血液の水分調整、微量成分、ミネラルの調整は腎臓の役割。
栄養素の補給、血液の補給は肝臓の役割です。
肝臓と腎臓が正常に働くことで肌は常に健康状態に保たれ、
外から補う必要など一切無いのです。
免疫力とよくいわれますが、
私たちの免疫系は共存する菌も含めての免疫力と考える必要があると思っています。
人は自然の中の生物と共存することで生き
共存する菌を排除(殺菌)することを考える前に
いかにうまく共存するかを考える事が自己免疫(自然免疫)と考えます。
手のひらだけでも私たちの体を作る細胞以上の数の菌が生息しています。
手を殺菌しすぎる事も免疫力を低下させる原因になるんですね。
ステロイドの作用
副腎でつくられるコルチゾールがもつ作用を薬として応用したものがステロイド薬(副腎皮質ステロイド薬)です。
外用薬(塗り薬)だけでなく内服薬や注射薬などもあり、さまざまな病気の治療に使われています。
ステロイドは局所の炎症を鎮める作用にすぐれており、
炎症を鎮める作用(抗炎症作用)のほか、次のようなさまざまな作用があります。
抗炎症作用 | 炎症を促す物質の産生を抑える。 |
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細胞増殖抑制作用 | 炎症反応を引き起こす細胞の増殖を抑える。 |
血管収縮作用 | 炎症部の血管を収縮させることで、患部の赤みを鎮める。 |
免疫抑制作用 | 抗体の産生を抑制して、免疫機能を低下させる。 |
<ステロイド外用薬の主な副作用>
- 皮膚の萎縮
- 毛細血管の拡張(特に顔面に起こりやすい)
- 酒さ様皮膚炎、口囲皮膚炎、紅潮
- 乾皮症(肌の乾燥)
- 感染症の誘発、悪化
副腎皮質ホルモンを分泌し続けると体はどうなる?
コルチゾールは身の危険を感じたときに戦闘態勢に入るかその場を逃げ去るかの究極な状態の時に分泌されるホルモンです。
緊急状態に備えるため体の平常の機能を一時的に停止させるホルモン。
そのため痛みが消えたり、免疫力が下がる効果を発揮します。
長期的に使用する事で、皮膚への血液循環が低下し皮膚細胞が萎縮し、
免疫力が低下する為感染症にかかりやすくなります。
逆に本来副腎で分泌されるホルモンを外部から補い続けることで、
副腎機能低下症にもなり得る訳です。
お医者さんが出してくれる薬は無条件に受け入れますよね。
薬は緊急事態を避ける為に使うべきであって、常用は避けたいものです。
呼吸を助け健康な皮膚ケア
皮膚呼吸を妨げない
外から補う薬や油、化粧品などは
皮膚の表面に留まって水分や酸素の自由な呼吸を妨げ毒素排泄を妨げます。
特に塗り薬は油分が多く皮膚呼吸を妨げます。
皮膚呼吸を妨げない事がなにより大切です。
健康な細胞は内側から作る
健康な細胞は健康な血液から作られます。
健康な血液管理は肝臓と腎臓が担当。
健康な肌はやはり「肝腎かなめ」に間違いありません。
錦仙茶龍と薬草風呂で健康な血液循環を促し、
抗菌クリームは肌に浸透しやすく抗菌効果と皮膚呼吸を促します。
薬草茶と薬草風呂を習慣化する事で健康な素肌を作ります。
抗菌クリームと、できればすっぴんが良いんですね。
薬草温熱療法は全ての人の健康を作る基礎的な自然療法です。
天然成分で作られた薬草
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