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体は実に巧妙に作られている。交感神経と副交感神経の緊張と緩和で筋肉を動かし食べ物を吸収する。この神経のバランスが崩れることが病気の原因になる。
ホルモンは神経と神経をつなぐ伝達物質であり、さらに細胞と細胞間の伝達物資としての役割がある。細胞はホルモンの分泌を通してお互いに状況を伝え合い血圧をあげたりコレステロールを放出したり血液を調整する。更年期にホルモンバランスが崩れ、体のあちこちに異常が出るのは伝達機能の低下が原因。
肝臓の悪い人は怒りっぽく、腎臓の悪い人は悲しみにふける。内臓と感情は強く結びつき、肝臓を悪くして怒りの感情が強くなるとその感情により更に肝臓を悪くするという負のスパイラルに陥る。感情は内臓を刺激しホルモンを分泌して脳に伝わり、脳で生まれた感情に内臓が答える。ホルモン(感情)を上手に使うことで健康にもなれるし病気にもなる。薬は内臓に働きホルモンに影響を与え感情を動かすため長期服用には注意が必要となる。
※3大ホルモン
他にも、痛みを伝えるヒスタミン。副腎皮質ホルモン。膵臓で作られるインスリンなど普段からよく聞くホルモンが細胞間のコミュニケーションとして生成されます。
ドーパミンは神経と神経を繋ぐ物質でありアドレナリンの原料でもある。ストレスを受けると血圧・血糖をあげるためアドレナリンが分泌される。例えば、怒りを感じその怒りで相手より優位に立ちたいとアドレナリンが分泌され、血糖値を上げ興奮して相手を打ち負かして優位感という快楽を得たとします。すると同じ快楽を求め、怒りという武器を使って相手を打ちのめすことによる快楽をさらに求めるようになり「刺激=怒り→アドレナリン分泌」という循環が出来上がります。お酒を飲むことで気持ちが高まり欲望を満足させたとすると「気持ちの落ち込み=お酒→アドレナリン分泌」、子供がイヤイヤするのもドーパミンが深く関わる。それが現実に起きなくても「やった感」が刺激になり中毒症状を起こす。これがお酒やタバコであったり、ヒステリーであったりする。「私は病気です」と周囲に同調を与え、気を使ってもらっているという快楽を得れば常にドーパミン・アドレナリンを分泌し続けることになりその代償に免疫力を低下させることになる。
感情によりホルモンが分泌される。逆にホルモンにより感情も作られるため、抗精神薬としてホルモンが使われる。精神病以外にもパーキンソン病、癌治療、更年期障害など多くの薬物治療にもホルモンが利用されますが、感情の落込みや興奮と言った副作用が伴う。
また薬の副作用で肝臓や腎臓を害すると、ホルモンバランスが崩れ精神的に不安定になることもある。
ホルモンは神経伝達物資。ドーパミンには強い依存性があり一度仕入れた感情を繰返すようになる。感情によりホルモンが分泌され、分泌されたホルモンにより感情が動く。例えば一つ「こだわった感情」があったとします。心はその感情を維持するため常にホルモンの分泌を促す。ストレスが続くとホルモンを分泌する臓器に負担がかかりそこからバランスを崩して深刻な病気に進展する。
感情はホルモン分泌を左右するため、感情により健康状態も左右される。また、薬の副作用はホルモン分泌に影響し、感情にも体にも影響を落とす。
朝日を浴びたり早朝の軽い運動はセロトニンの分泌を促すため感情の安定や免疫力を高める。
ホルモンと感情をコントロールするだけで健康になる。これは紛れもない事実です。
体の変調を感じた時、すぐに向かうのが「病院・薬」。その薬が身体を蝕む原因の一つとは誰も考えていないようだ。薬に頼る治療がアトピーや精神障害の始まりとなる。