地球にはかつて“土”がありませんでした。生命のない惑星には当然、土はありません。そして、土のない場所に生命は宿りません。
私たちが普段踏みしめている土は、ただの「地面」ではありません。
**無数の生命が関わってできた、地球という惑星が育んだ“奇跡の生命基盤”**といえます。
私たちの身体は、自分の細胞だけでなく、それを遥かに超える数の他の生命体(微生物)の生存戦略の上で生かされているのです。このような自然の仕組みを、人間の意思でコントロールしようとすること自体が、自然の法則に逆らう行為と言えるかもしれません。