薬の効果効能
副作用を調べて見よう!
アトピーや皮膚炎の治療で「ステロイド」はよく使われます。でも、なぜ痒みが消えるのか、長期間使うとどうなるのか、きちんと理解している方は少ないかもしれません。今回はその仕組みをわかりやすく解説します。
ステロイドは医療で幅広く使われており、症状の強さによって5段階のランクに分類されています。
医療には「fight or flight(闘争か逃走か)」という言葉があります。
狩猟時代、野生動物にいつ襲われるかわからない状況 ——「戦うか逃げるか」という極度の緊迫状態のことです。
交通違反でお巡りさんに呼び止められた時、上司に注意された時、心臓がドキドキして呼吸が荒くなる感覚、ありますよね。あのとき体は血液を心臓に集め、血圧・血糖を上げ、緊急でない細胞活動をすべて停止させています。痛みも感じにくくなり、免疫も下がっています。
この「ストレス状態」を作り出すのが、副腎皮質ホルモンの「コルチゾール」です。コルチゾールは「今は考えている場合ではない、逃げる準備をしろ!」と、思考活動まで制限します。
この仕組みを応用し、皮膚の痛みや痒みを一時的に止めるために医療で使われているのが、副腎皮質ホルモン製剤「ステロイド(ヒドロコルチゾン)」です。
ステロイドは免疫力・皮膚感覚・細胞の再生を一時的にストップさせ、痛みを麻痺させ、免疫を抑える薬です。
膠原病・ネフローゼ・関節リウマチ・重い喘息・アレルギー・めまい・耳鳴りなど、炎症性・免疫系・アレルギー性の病気に広く使われています。
ステロイドの良し悪しはさておき、長期的に使い続けると体にどんな影響が出るかを考えてみましょう。
※ 本記事は薬草療法・自然療法の観点から一般的な情報提供を目的としています。薬の使用・中止については必ず医師・薬剤師にご相談ください。